食中毒のピークは夏!
食中毒は年間を通して発生していますが、とくに夏に多発します。高温多湿の気候は食中毒菌の増殖に最も都合がいいからです。
食中毒菌は腸炎ビブリオをはじめ、サルモネラ、カンピロバクター、O157、ぶどう球菌など10数種類におよぶ多種類です。腸炎ビブリオは魚介類に、サルモネラは卵にと、食べ物につくチャンスをうかがっています。
見分けられない食中毒菌
食中毒菌のついた食べ物を食べなければ、もちろん食中毒にはなりません。しかし残念ながら、食中毒菌のついた食べ物を見分けることは大変むずかしくて、目で見ても、鼻で嗅いでも、舌にのせても、まったく普通で変わったところはありません。
予防の3原則
食中毒菌を「つけない」「増やさない」「生かしておかない」という3原則を守ると食中毒にはかかりません。
「つけない」ためには
・菌のついていない食器を選ぶこと ・調理前や食事前の手洗いを
・まな板、包丁、布巾はよく洗って乾燥させる
・調理したものはすぐに食べましょう
「増やさない」ためには
・生鮮食料品は買ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れる
・残った食べ物も時間を置かずに冷蔵庫に入れるなど低温で保存しましょう
「生かしておかない」ためには
・食材の中心に部に熱が届くように十分に加熱する
・中心部が75℃で1分以上加熱すれば安心です
2013年06月05日
夏がシーズン ―食中毒―
posted by 入江内科小児科医院 at 09:36| Comment(0)
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